10月17日、東京は御茶ノ水で日経ビッグデータ主催の人工知能ビジネス活用研究会が開かれ、初日の4人のスピーカーの一人として石角友愛が登壇しました。『日米AI活用なぜ差がつくのか』をテーマに、過去約50社に向けて提案をしてきた実績に基づく企業の課題をお話しました。
私が考える日米企業のAI活用の差が生まれる大きな理由は
1. 営業フォーカスVSプロダクトフォーカス
2. クローズドな会社VSオープンな会社
3. トップダウンな意思決定VSボトムアップな意思決定
4. 短期的な実験VS長期的な戦略
5. にあり、それぞれに関して具体例を入れながら持論を展開しました。
シリコンバレーのIT企業によく見られるプロダクトフォーカスな組織体制も、一朝一夕で作られたものではなく、凡ゆる場面でデータドリブンな判断が全ての組織で出来るような土壌作りをしています。その一例がデータミーティングです。
データミーティングとは、生データを持ち寄ってエグゼクティブとエンジニアが丸テーブルにあつまりデータの事のみを話すミーティングです。アウトプットとして何かがなくても良い、数少ないオープンエンドなミーティングで、シリコンバレーの企業では大企業、スタートアップ関わらず多くが導入しています。
弊社でデータミーティング早見表を作成してお見せしたところ多くの方が関心を持たれていました。
データミーティング早見表
オープニングの講演は東大准教授の松尾豊先生でした。
私も松尾先生の著書は殆ど読んでいたのですが、講演を聞くのは初めてだったため楽しみにしていました。非常に分かりやすくDeep Learningの話を展開されていて、同時に先生が今取り組まれている日本ディープラーニング協会の話など伺うことができとても有意義でした。協会で開発されているテストは今後日本でのAI技術に対する認知と底上げをするのに役に立つと感じました。
松尾豊先生と講演前に。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
※石角友愛の著書一覧
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