重版のお知らせと「５１歳の起業家を笑うな」

パロアルトインサイトCEOの石角友愛です。

おかげ様で私の新著「いまこそ知りたいAIビジネス」（ディスカヴァートウェンティワン）が売行き好調につき重版決定となり、一万部突破となりました！

普段よりご指導いただいている竹中平蔵先生にも以下の推薦コメントを頂きました。

「石角さんにはぜひAIビジネスのコンセプトリーダーになって頑張っていただきたい」（竹中平蔵先生）

ある読者の方から、ご自身の中学生のお嬢さんに「どうしてAIは人の仕事を奪うのに、人はAIを作るの？」と聞かれて返事に困っていたところだったから、娘にもこの本をプレゼントしたい、と言って頂きました。こんなことを言っていただけると、著者冥利に尽きますね。

さて、今日はコラムで見つけたちょっとした話題です。

Q&Aサイトのクオラで、「私は５１歳の時に起業しました。それを若者に話したら笑われました。起業するには遅すぎると」という話題がありました。

最近、私の周りでも５０歳すぎや６０歳すぎで起業、独立する方が増えています。私も起業は何回かしていますが、年齢によってできることや見える世界が違うので、遅すぎる、ということは全然ないですね。聖路加病院の名誉院長であった日野原先生は、９０歳を過ぎてから脚本家として新しいことに挑戦しました。私が好きな学者の一人であるプリンストン大学教授のアンマリー・スロッター氏も、人は長生きするようになったので、もはや４０が人生の中間地点ではなく、キャリアのピークを５０や６０、または７０で迎える人が多くなるだろう、と言っています。

シリコンバレーはもっと極端ですが、日本でも起業家は２０代〜３０代のイメージかと思いますが、自分より経験値の多い方から学ぶことも多いので、なんでもかんでも若ければいい、という最近の風潮もどうかなと個人的には思ったりもします。

私は１００歳まで仕事をしていたいなと思っています。皆さんは、引退したい派ですか？それともずっと仕事をしていたい派ですか？

それでは、今日も素敵な１日をお過ごしください。

石角友愛（いしずみともえ）

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏（CEO）が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名：パロアルトインサイトLLC
設立：2017年
所在：米国カリフォルニア州（シリコンバレー）
メンバー数：17名（2021年9月現在）

パロアルトインサイトHP：www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで：info@paloaltoinsight.com

＜CEO 石角友愛（いしずみともえ）＞

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授（AI企業戦略）及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート＆テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ！」内「マイ！Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ　ChatGPTとリスキリング』（日経BP）『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』（KADOKAWA）、『才能の見つけ方　天才の育て方』（文藝春秋）など多数。

実践型教育ＡＩプログラム「ＡＩと私」：https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで：info@paloaltoinsight.com