ついに米司法省がアルファベット傘下のグーグルに対し反トラスト法違反の疑いで調査に着手するという報道があった。詳細はこれから明らかになるが、ビッグテックへのここ数年の大きな規制の一つと捉えられる。2018年に発覚したフェイスブックによる英選挙コンサルタント会社へのユーザー情報流出問題以降、ビッグテック企業への風当たりが強くなり、規制当局への圧力も増している。解体論まで出るほどだ。アップルが3日発表した全ての製品やサービスでユーザーのプライバシー保護を打ち出しており、このご時世、ユーザーデータを活用していることを話すだけでは会社の価値は上がらない。データ活用基盤を作りながらも、プライバシーを守る技術を全面的に押し出さなければならないのだ。
米国内では、そもそもビッグテック企業とは何かという議論もある。テクノロジーの会社というと、グーグルやフェイスブックなどが常に対象になるが、実は小売り大手ウォールマートや娯楽大手ディズニーもITやAI（人工知能) 技術に多大なる投資をしている。
ディズニーはコンテンツの会社と思われがちだが、ネットフリックスに対抗するために今年後半、定額の動画配信サービスの開始を予定しており、ユーザーデータを集めて将来的に強みに変えるための基盤づくりに乗り出す。共有オフィス運営でトップを走るウィーワークも、不動産ビジネスのように固定費が大きい形態だが、テクノロジー企業の位置付けで扱われているから面白い。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏（CEO）が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 ：パロアルトインサイトLLC
設立 ：2017年
所在 ：米国カリフォルニア州 （シリコンバレー）
メンバー数：17名（2021年9月現在）
パロアルトインサイトHP：www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで：info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授（AI企業戦略）及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート＆テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ！」内「マイ！Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』（日経BP）『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』（KADOKAWA）、『才能の見つけ方 天才の育て方』（文藝春秋）など多数。
実践型教育ＡＩプログラム「ＡＩと私」：https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで：info@paloaltoinsight.com
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