先日、iPad(アイパッド)やパソコンなどの技術を一切導入しない「シュタイナー教育」を行なっている米国の学校を見てきた。幼稚園と小学校が一貫になった学校で友人の子供が3人通っていると聞き、興味を持ったからだ。米国の小学校には通常パソコンなどが置いてあり、宿題の提出はグーグルのアプリを使いクラウド上で提出することが多くなっている。その中で、あえてテクノロジーから距離を置く教育とはどんなものか見てきた。
学校へ足を運んでみてまずびっくりしたのが、非常に質素な作りになっていることだ。通常、私立の幼稚園や小学校であれば立派な施設と思いがちだが、教室の中は木製の机や椅子であふれていた。また、校庭にいくと更に驚く光景があった。色鮮やかな滑り台や鉄棒などの遊具が置かれていないのだ。代わりにあったのは、土の山や木で作られたブランコ、ベンチや船、ツリーハウスなどだった。
木や布などの天然素材にこだわるのはなぜかを聞いたところ「木で作られたこのベンチは、使い方によって机にも橋にもなる。子供たちはより想像力を働かせて遊ぶことができる」と言っていた。工作や絵など芸術活動を通して算数や理科、歴史などの授業も学ぶということで4年生の子が米国の歴史についてまとめた本を見たが、半分が絵や地図で、残りは筆記体で書かれた手書きの文章だった。筆記体で書くことにも意味があると言い、タイピングに慣れた自分には非常に興味深い体験となった。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
※石角友愛の著書一覧
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