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ペロトン事例:都市封鎖したアメリカで増えている消費とは?

2020/04/01 ニュースレター「Moonshot」 
by 関口 
こんにちは。パロアルトインサイトCEO石角友愛です。(ホームページはこちらです

私はアメリカ在住ですが、最近色々な方から「アメリカ大変なことになっていますが、大丈夫ですか?」とお声がけを頂くのでニュースレターを書くことにしました。

私が住む地域も州知事より都市封鎖の発令が出ましたので、生活必需品や薬品の買い物以外の外出は基本的に許されない状態です。(エッセンシャルワークに該当する人の場合、外出できます)洋服屋さん、ショッピングモール、レストラン、カフェ、映画館、アートギャラリー、ネイルサロン、銀行、、街を形成していたあらゆる店舗が全て封鎖されており、開いているのはスーパーマーケット(午前中は高齢者の人しか入店できない規制中)とテイクアウトオンリーの飲食店、医療機関のみです。

休校になった子供たちの憩いの場であった公園も、遊び場の利用は禁止になってしまいました。

いつまで続くか分からない、先が見えない不安はありますが、家族が健康でいること、家族と一緒に過ごせること、仕事を続けられることに感謝して、何か叫びたくなったら自宅のペロトンバイクに飛び乗り尋常ではないスピードでバイクを漕いで汗をかくようにしています。ペロトンバイクのインストラクターが「気分が落ちた時こそ、運動をして。体を動かすことで私たちの精神は保たれると言っていたので、それを信じて毎日バイクに乗っています。

アメリカの都市が封鎖されたことでペロトン利用者が増えていると感じます。バーチャルハイファイブをしあう人も増えて、画面を通して何かを誰かと共有するって素晴らしいな、と小さなことではありますがポジティブな側面を意識しています。

普段はインストラクターの周りに生徒がいるのですが、都市封鎖もあり感染リスクを抑えるため最近のペロトンクラスはインストラクターのみの授業。$50Mかけて先週オープンした新しいスタジオから新しい授業が届きますが、インストラクターの移動もそろそろ制限されそうですね。過去の授業が何千種類もアーカイブされているため今の所問題はないです。

 

都市封鎖で増えた消費、減った消費

あくまで私の話ではありますが、街が封鎖したことで増えた消費もあるなと感じますので今日はそれを羅列します。

増えた消費

  1. 子供のオンライン教材、知育玩具、アート用品、レゴ、パズル、教育関連アプリダウンロード
  2. アマゾンでの生活必需品購入
  3. 運動アプリ、瞑想アプリ

小学校が何ヶ月も今後休校状態になる予定のため、子供の教育関連の消費は明らかに増えました。毎月7ドル払えば子供の教材が無制限でダウンロードできるサイトがあるので、すぐに登録しました。また、小学校がクロームブックを無料配布してくれ、グーグルクラスルーというバーチャル教室で先生とやりとりをしています。テクノロジーに感謝です。マインクラフトなどの教育アプリ系もどんどんダウンロードして、アップルアーケードに加入して子供にとって良さそうなゲームアプリは積極的にトライしています。アップルによる選りすぐりのアプリばかりなのである意味安心できます。同時にレゴやパズル、フラフープなどの玩具の消費も増えました。

感染リスクを抑えるためにもスーパーでの滞在時間を極力減らしたいのでアマゾンで購入できるものは全てアマゾンに回すようになりました。アマゾンとウォルマートで25万人求人するという報道がありましたが理解できますね。

運動アプリは先ほど述べた通りで、精神状態をよくするために瞑想アプリや家でできるヨガアプリなどもどんどん試すようになりました。

減った消費

  1. 洋服、アクセサリーなどのEC購入(ほぼゼロ)
  2. 外食(ほぼゼロ)

こちらに関しては、誰にも物理的に会う予定がない(会えない)のと、作業員が自宅待機になり配送が遅れそうなイメージがあるため、必需品以外の消費はオンラインでも明らかに減りました。感染リスクを抑えるため外食はテイクアウトもデリバリーも最近は一切していません。しかし地元のビジネスを支えたい思いはあるため、テイクアウトのコーヒーだけは毎朝買うようにしています。(店長は、ほとんどお客さんがこないと嘆いていましたが。。)テイクアウトのコーヒーですら、ソーシャルディスタンシングで客との間を約2m保ちながら、他の人とは極力触れ合わないようにしている状況です。

週刊東洋経済 登壇記事掲載

3月21日発売の週刊東洋経済に、NTTテクノクロス主催「AIセミナー2020」で私が基調講演を行なったときの記事が掲載されました。とても反響が大きかった講演です。是非ご覧ください。

NTTテクノクロス株式会社代表取締役・串間和彦氏×常務取締役・端山聡氏と私で講演直前に撮った写真。講演の様子はこちら

AI白書2020巻頭対談

国のIT施策の一翼を担うIPAでは「広がるAI化格差と5年先を見据えた企業戦略」をテーマにした『AI白書2020』を発行し、国内541社のAI利用動向調査結果を踏まえたAI導入の課題を深堀りしました。巻頭の第1章では、パロアルトインサイトCEO石角友愛と、AI白書編集委員長・中島秀之氏(札幌市立大学理事長・学長)の対談が掲載されています。

2020年3月2日発売です

AI導入の無料相談

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それでは良い1日をお過ごしください。コメント、感想などあればお気軽にメールに返信してください。皆さまも是非健康に気をつけてご自愛をしてください。

パロアルトインサイトCEO 石角友愛

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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