今週の注目カンパニー
Facebookが世界最大のアイウェアメーカーLuxotticaとのコラボレーションでRayBanブランドのスマートグラス「Ray-Ban Stories」を発売するということで注目を集めています。
これまでFacebookでは、ARやVRの技術を活用した仮想空間「メタバース」を目指す企業として積極的な投資をしており、Oculusバーチャルリアリティヘッドセットなどの開発をしてきました。
今回のハードウェアは、普通のサングラスのような見た目ですが、人々が顔にコンピュータを装着することを想定しており未来への新たな一歩を踏み出したといえるでしょう。
299ドルから購入できるRay-Ban Storiesでは、音声コマンドを使用するか、こめかみ部分にあるボタンを押すことで、写真を撮ったりビデオ録画をすることが出来るそうです。また、小型のスピーカーが搭載されており、Bluetooth経由で音楽を聴いたりや、マイクも搭載しているため通話も可能です。
とはいえ、AR機能の搭載はなく、カメラ性能もスマートフォンのようには撮れず、スピーカーもワイヤレスイヤホンより劣る為、スマートグラスというよりはスピーカーとカメラがついたサングラスという評価のようです。
Ray-Ban Storiesの商品自体に、Facebookのブランディングがないところは逆に評価されている模様ですが、iPhoneでできることに加えて高度なAR機能が付き、全てがひとつの眼鏡でできるようになると考えると可能性は広がりますが、現状の機能ではキャズムを超えるのはまだ先かもしれませんね。 |