最近、企業の経営企画部や戦略部、DX推進室の方々からお問い合わせを頂くことが増えました。
中には、
「DX推進のコンサルティングパートナーを探している」
「中長期経営計画をDX戦略に絡めて一緒に作成してほしい」
という依頼も少なくありません。
今日は、このようにDX推進のために外部のコンサルティング企業やプロフェッショナルファームを検討されている方のために、
DX推進コンサルやAI開発プロジェクトの依頼をうける企業の立場としての3つのアドバイス
をご紹介したいと思います。
ご相談いただく内容には、
局所的なつぎはぎのデジタイゼーションプロジェクトを羅列しただけ
という印象を受けるものもあります。
デジタイゼーションプロジェクトを多く行うことが悪いわけではありません。
しかし、「その細かいプロジェクトが、DXの全体像にどのように関わるのか」という点を、
漠然とでもいいのでイメージされておくと、いざディスカッションになったときに円滑に話し合いが進みます。
この質問に答えるためには、DX推進をしたいとお考えの企業の「コア」は何なのかを改めて定義する必要があります。
例えば、コロナウイルスのワクチンを開発したモデルナにとっての「コア」とは、
メッセンジャーRNAの薬の開発事業であり、
マイケルジョーダンにとっての「コア」は,
バスケットボールです。
ジョーダンの周りにはたくさんのビジネスがありますが、
全てコアであるバスケットボールがあって初めて成り立ちます。
ここで忘れてはいけないのは、コアの定義は産業構造の変化や技術革新に伴い変容するものだということです。
ハーバードビジネススクールの教授だった故クレイトン・クリステンセン教授の印象深いお言葉に
「企業の戦略はうまくいっていると思っていても、一時的にうまくいっているに過ぎない。
いつもでチャンスがある場所へスケートできるような企業体制になっていないといけない」というものがあります。
コアの領域が変化し続ける中、どんなコアにスケートできるでしょうか?ぜひ考えてみていただければと思います。
「社内でDXケーパビリティを持ちたいのでアドバイザリーをして欲しい」という依頼をする企業もあります。
逆に、「DX戦略や中長期経営計画を作って欲しい、DX推進立案をしてほしい」という依頼をする企業も多くいます。
外部のDX推進コンサルティングやAI開発企業をパートナー企業として選ぶ場合、
「どこまで自分たちでやりたいのか」「何をやってもらいたいのか」
そこの期待値を明確にするとよいでしょう。
パロアルトインサイトでは、多くのDX推進コンサルティングを行っています。
DX推進立案や中長期経営計画作成、データ一元化に関するアドバイスなど、課題をお抱えの企業の皆さま、お気軽にご連絡ください。
頂いたメールには営業時間1日以内にお返事致します。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
※石角友愛の著書一覧
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