日本ではGAFAの著者として知られているニューヨーク大学スターンビジネススクール教授のスコット・ギャロウェイ氏の著書「The Algebra of Happiness」のなかで書かれているキャリアアドバイスについて紹介します。
本書では、好きなことを見つける代わりとなる重要なキャリアアドバイスをされています。それは、以下の3つが重なるスイートスポットを見つけることです。
- 「自分が得意かもしれないこと」
- 「それに対して報酬を払いたいと思う人が多くいること」
- 「嫌いな仕事ではないこと」
例えば、生まれた時から税理士になりたいと情熱を持つ人は多くはいないと思います。しかし、税理士として結果を出し周りから評価され、収入を得て自主性のある環境に身を置くことで、初めて税務に関して情熱を持つ税理士が生まれる、と本書では述べられています。
要は、「仕事に対する情熱は、”後天的に生まれるものだ” ということです。
現在社会人の方は、学生の頃「将来はどんな仕事をしたい?」と聞かれて答えに迷った方も多くいると思います。その答えを探すために、自分が得意な(得意かもしれない)分野をある程度しぼり、キャリアキャピタルを構築するための時間と努力を惜しまないことが大事です。
現在キャリアに迷われている方は、ぜひこのようなアプローチで一度キャリアを見直してみると新しい道が開けるかもしれません。 |