Moonshot Career
100万人に1人の希少な存在になる方法
Moonshot会員の皆さまへ、参考になるであろう「キャリアアドバイス」「書籍紹介」「スタートアップ情報」「心理学」の4つの情報を週ごとにキュレーションして紹介する「Moonshotアドバイス」。
今回は、藤原和博さんの書籍「100万人に1人の存在になる方法(ダイヤモンド社)」より、100万人に1人の希少な存在になり、生き抜くための力を身につける方法について、これからのAI時代にキャリアを築いていく方々には非常に参考になると思いましたので紹介します。
メソッドは非常にシンプルで、3つのキャリアを1万時間(大体5年から10年くらい)経験して、そのキャリアの掛け算で希少性を獲得し、最終的には下の図のようなキャリアの大三角形を作り、100万人に1人の存在を目指すというものです。
まずは、経理でも営業でも大丈夫なのである分野でのキャリアで1歩目を固める。とにかくこの期間はそのひとつの仕事にまずは1万時間集中することが重要です。
1万時間という根拠は、世界中の義務教育の期間がほぼ1万時間ということで、どれほど学力が低かろうと覚えが悪かろうと関係なく繰り返しの効果によって絶対マスターできるようになる時間ということです。
次に最初の100分の1の分野とは違う領域で仕事をして、新しく100人に1人の希少性を確保する。この時点でキャリアを掛け算して1万人に1人の希少性を確保できたことになります。ここまできたら、最後に新たに別の分野で仕事をして、100人に1人の希少性を達成すれば、100万分の1の希少性をもった人物へとなることが可能になります。
昨今は、副業ブームなどで、キャリアの軸が中途半端なまま新しい領域に手を出してしまいがちですが、自分のキャリアをより良くするためにまずは1つのキャリアに集中して、長い目で見て大きな三角形を作るという視点は非常に共感できます。キャリア形成でお悩みの方はこのような視点もあるとまずは目の前の業務に取り組んでみてはいかがでしょうか。
紹介した書籍:
100万人に1人の存在になる方法 不透明な未来を生き延びるための人生戦略 |