Moonshot Startup
EV自動車の永遠の課題”充電問題”を解決するスタートアップ
今週のMoonshot アドバイスは「Moonshot Startup」米国で注目されている様々なジャンルのスタートアップ企業を紹介したいと思います。
アメリカでは、EV(電気)自動車の所有者が増えていますが、まだまだ公共の充電ステーションが足りず、自宅の充電器の充電ペースが遅いことに悩まされているEV車オーナーも多いです。そんな課題を解決するスタートアップが「SparkCharge(スパークチャージ)」です。
同社は、Roadiesと呼ばれるバッテリーをドライバーが充電を希望する場所まで配送するシステムで、外出先でオンデマンドの充電を可能にするサービスを提供しています。EV車のオーナーは、同社が提供する「Currently」と呼ばれるアプリからバッテリーを注文し、歯医者やショッピング中の待ち時間など駐車した地点で利用します。このサービスは現在、サンフランシスコのベイエリアやサンノゼ、ロサンゼルス、ダラスなどで利用可能となっています。
利用料金は定額制で、車種や利用回数によって金額は異なりますが、標準的なプランは月額料金が25ドル(約3,410円)で、1回の依頼につき、6〜10ドル(800〜1,300円程度)の配送料がかかります。現状、1回の充電で最大50マイル(約80km)を走行可能にする程度の電力がチャージされ、フル充電の80%までという制限もあると言います。同社の計画では、2024年初頭までに10〜15の新しい都市にRoadiesが利用可能になるように規模を拡大し、最終的にEVの充電をガソリンの満タンと同じくらい便利で素早くできるようにすることを目標としています。
紹介した情報:
https://www.sparkcharge.io/(公式HP)
SparkCharge Bets Portable Charging Will Make EV Ownership Easier |