2017年に設立された「Hims」は、当初は薄毛などの問題を抱える男性向けに、家に居ながらにして医師とのオンライン相談や処方箋の配送を受けられるサービスを提供することを目的としています。その後、女性の健康をサポートする事業「Hers」も展開し、独自の電子カルテやオンライン薬局のサービスも加え、2021年には、16億ドルでSPACによりIPOされたとの報道もありました。 創立者でありCEOのアンドリュー・ダダム氏によると、ビジネスの目標は「ヘルスケアシステムへの玄関口になること」だそうです。 サブスクモデルのD2C(Direct to Consumer(自社から消費者に直接サービス提供をするビジネスモデル))というのが同社の特徴で、会員は毎月約20〜30ドルで、24時間365日、医師へのオンライン相談とジェネリック医薬品の処方を受けることができます。 例えば、私の知り合いは3ヶ月に1度、持病の薬の処方箋をもらうためだけに通院していますが、こういったことは全てHims&Hersのようなサービスを利用することで解決されるようになるのではないかと思います。 このような遠隔医療の需要は昨今のコロナ禍で更に伸びていると想像できますが、事実、同社は創業してからの数年で既に300万件近くの遠隔医療相談を実施しており、これは遠隔医療の最大手であるTeladoc Healthが260万件の実績に到達するまでに20年を要したことに比べると凄まじい勢いです。…
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事及び東京都AI戦略会議 専門家委員メンバーに就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
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※石角友愛の著書一覧
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