アメリカでは、企業が必死になって採用活動をしているにもかかわらず、まだ仕事を見つけられない労働者も多くいるのが現状です。この理由の一つに、応募者を分類するソフトウェアの存在が挙げられます。 先日ハーバード・ビジネス・スクールより発表された研究によると、これらのシステムは1,000万人以上の労働者を書類の時点で除外しているという結果も出ています。そのため、企業ではこれまでのシステムでは見つけるのに苦労していた求職者と出会う仕組みを構築する動きが進んでいます。 例えば、Microsoftでは、自閉症スペクトラムの候補者を見つけるために新しい方法を導入しました。自閉症スペクトラムの候補者は、細部にまで気を配ることができ、問題解決能力にも優れていることが多いのですが、同社に限らず多くのスクリーニングや面接プロセスにはストレスが多く、自閉症スペクトラムの候補者には不向きであることがわかったといいます。 また、書類の時点で除外されてしまっていた労働者を狙うことを重視した企業のひとつにIBMが挙げられます。IBMでは2020年に300万件もの応募を受けていますが、同社は数年前、サイバーセキュリティやソフトウェア開発のポジションを埋めるのに苦労したことがあると言います。 そこで、人材の評価方法を見直し、米国内の職務の半分について大卒資格の要件を撤廃し、職務の真のニーズをより的確に捉えるために職務記述書を書き換えたといいます。IBMの最高人事責任者によると、それ以来、IBMではマイノリティの応募者が63%増加したといいます。…
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事及び東京都AI戦略会議 専門家委員メンバーに就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
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※石角友愛の著書一覧
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