急成長するテキスト生成AIツールでできることとは
今話題のテキスト生成AIツールを使用することで、魅力的なコンテンツを素早く生成し、生産効率を高めることが可能です。現在急成長しているテキスト生成AIツールの1つが、Jasper です。今回のThe Insight では、テキスト生成AIツール「Jasper」の特徴と登録方法、使用するメリットとデメリット、そしてSEO対策を強化するためにJasperを活用する方法についてご紹介します。
💡 この記事から得られる３つのポイント
・Jasper の特徴
・Jasper の登録と使い方
・テキスト生成AIの今後
📖 この記事に登場する技術キーワード
Jasperは、テキスト生成AIサービスを提供するプラットフォームです。書きたい文章のポイントを指示することで、ブログ記事、ソーシャルメディア投稿、マーケティングメールなどの文章を作成することができ、27の言語に対応しています。さらに、SEO を強化したブログを作成することや、画像生成AIを兼ね備えていることから、テキスト生成AIの中でも特にマーケティングに強いツールだと言えるでしょう。
2020年に設立されたJasper は、2年のうちに100,000人を超える有料会員の登録があり、2022年には15億ドル（約1,900億円）の評価額をつけ、1億2500万ドル（約160億円）を調達し、急成長が話題になっています。
テキスト生成AIについては、The Insight 記事「対話AI「ChatGPT」チャットボットの概念を覆すAI」にてご紹介しております。併せてご覧ください。
また、Jasper は2023年2月14日に初のユーザーカンファレンス「Gen AI」を開催する予定で、カンファレンスのスピーカーには、Githubの元CEOであるNat Friedman、StabilityのCTOであるTom Masonなど、Generative AIに関して優れた知識を持つ人々が登壇予定で、2023年も注目が集まっています。
文章を作成するテンプレートが用意されており、用途ごとに13種類、合計66のテンプレートを利用可能です。テキスト生成AIでは、ブログ投稿やメールの作成は一般的ですが、Jasper ではマーケティングにも活用できるよう広告や、Eコマース、マーケティング、そして、youtube やGoogle のテンプレートも準備されています。
テンプレートの種類
Jasper は、高性能翻訳AIとして知られているDeepL と連動することで自動翻訳に対応しており、入力と出力の言語を指定することが可能です。現在は入力で24言語、出力で29言語対応しており、日本語は入力も出力も対応しています。
Jasper では、さらに月額$20を払うことで画像生成AI（生成回数無制限）を利用することが可能です。
他の画像生成AIと違うポイントとしては、プロンプトを記載するだけでなく、出力する画像のムードや、デザインの種類などをリストから選択して生成することができる点です。
使用してみた感想としては、細かな指定をできる反面、それぞれ調整するのにコツがいりそうだと感じました。どの画像生成AIにしても自分が思い描いたイメージに近づけるのは難しいですが、生成された画像に驚きがあるかどうかといった観点からは、Dall-e2やMidjourney によって生成された絵の方が感動がありました。
画像生成AIについては、The Insight 記事「AIアートの最新技術「DALL·E 2」の創造力の凄さ」や「話題の「Midjourney」自動で画像生成するAIの使い方と著作権について解説」でも紹介しました。ぜひ併せてご覧ください。
(Jasper にてAndy Warhol 風に虎の画像を生成した画面)
Jasper は、月額$59 （50,000字の生成）から、利用することが可能です。2023年2月現在、Jasper の登録にあたり5日間の無料期間が設けられていますが、無料期間をスタートするためにはクレジットカードの登録が必要です。
それでは、登録を進めていきましょう。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏（CEO）が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 ：パロアルトインサイトLLC
設立 ：2017年
所在 ：米国カリフォルニア州 （シリコンバレー）
メンバー数：17名（2021年9月現在）
パロアルトインサイトHP：www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで：info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授（AI企業戦略）及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート＆テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ！」内「マイ！Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』（日経BP）『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』（KADOKAWA）、『才能の見つけ方 天才の育て方』（文藝春秋）など多数。
実践型教育ＡＩプログラム「ＡＩと私」：https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで：info@paloaltoinsight.com
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※石角友愛の著書一覧
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