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対話特化型AI「LaMDA」は、緊急事態を発したGoogleを救うのか

2023/02/15 ニュースレター「Moonshot」 
by 関口 
こんにちは、今週もパロアルトインサイトのニュースレターMoonshotをご覧いただきありがとうございます。ぜひ、最後までお楽しみください。
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Anthropic

GoogleがChatGPTの脅威に対抗するために
3億ドル投資を決めたOpenAIのライバル企業

2021年に設立されたAnthropic(アンソロピック)は、AIの安全性を研究する会社として、元OpenAIのメンバーで設立されました。同社では、AI言語モデルの研究を行っており、「Claude」という名前の ChatGPTのような独自の汎用チャットボットを構築しています。(Claudeは現在非公開)
そんな同社に対し、ChatGPTの警戒を示して「Code Red」を発したと言われているGoogleの親会社であるアルファベットが約3億ドルもの大金を投資すると、Financial Timesが報じたことで話題になっています。巨額の投資をするGoogleは、2月8日(アメリカ東部時間)に、検索とAIに関するオンラインイベントを予定しており、そこでAnthropicとのプロジェクトについて発表がされるかどうかにも注目ですね。

対話AI LaMDA は感情を持ったのか?
Googleエンジニアの主張とは

話題のChatGPTに対抗するかのように、Googleが最近発表した対話AI「Bard」では、「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)」が活用されています。そんな、Googleが開発した高性能な対話AI「LaMDA」について解説します。

LaMDAは、チャットでの会話に特化したAIモデルです。Googleが開発した自然言語処理AIの一種であり、下図のような会話を人とリアルタイムで行えます。LaMDAの大きな特徴は、ただ性能を高めるだけではなく、Responsible AI(責任あるAI)の実現が目指されている点です。人に好ましくない影響を与えることを避けるため、特定の文章は生み出さないように制限がかけられています。以下は制限されている文章の例です。

⚠️ LaMDA の制限

  • 暴力的
  • グロテスク
  • 人を冒涜する
  • 偏見を助長する
  • 人の心を傷つける

これらの安全性に関する取り組みはまだ初期段階ですが、一定の成果が得られてきています。 続きを読む

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▽トーク概要

  • 新型コロナが2類から5類へ移行、どうなる?
  • マスクを外すのが怖いという子供が増えている現状
  • アメリカでマスクはほとんどされていない
  • 今週のホットニュース「大流行するChatGPTの応用性と今後」
  • これまでも文章生成AIは出てきていたが、なぜここまで人気?
  • 無料でアカウント開設の参入障壁が低い
  • チャット形式で継続的に会話を続けることの技術的な難しさ
  • 教育現場でも使われるChatGPTの問題点
  • インターネット黎明期の時代も似たような課題があったか
  • ChatGPTの面白い応用方法を試してみた結果は?
ChatGPTが一般化してきたこともあり、生成AIに関するニュースが後を絶ちません。マイクロソフトが提供するTeamsでは、Premiumプランで利用できるAI機能にChatGPTを支えるGPT-3.5の技術が搭載されており、今後も検索エンジンBingへの搭載や、Officeツールへの組み込みなどが噂されています。今後もAIはより一層身近な存在になっていくことでしょう。話題のツールはβ版公開の内は無料で試せるものが多いので、読者の皆さんもまずは触れてみてください。使ってみることで今後のビジネスへと活かす何かのきっかけにもなるかもしれません。

パロアルトインサイトCEO 石角友愛

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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