リリースから瞬く間にブレイクし、今やビジネスや生活のさまざまな現場で応用されているチャットAIツールの「ChatGPT」が、連日さまざまなメディアでも紹介され、人間が作った文章と遜色ないものが作り上がるとして、学校現場などでは警戒される動きも強まっています。そこで、ChatGPTを開発したOpenAIが新しく発表したAIが書いた文章を見破るツールについて、その精度や、今後の課題について紹介したいと思います。
💡 この記事から得られる3つのポイント
・GPT-3 Detectorとは?
・AIが生成した文章かどうかを見分ける仕組み
・「AI Text Classifier」の精度
OpenAIは、与えられたテキストがOpenAIの言語生成モデルであるGPT-3によって生成されたかどうかを識別できる新しいAI分類器「GPT-3 Detector」を発表しました。この分類器は、研究者やジャーナリストなどが、増え続けるAIが生成したテキストを識別・評価するのに役立ちます。
GPT-3 Detectorは、GPT-3が生成したテキストと生成していないテキストの大規模なデータセットで訓練された機械学習アルゴリズムに基づいて作られています。
このアルゴリズムは、単語の頻度や、文の構造など、テキストのさまざまな特徴を利用して、与えられたテキストがGPT-3によって生成された可能性が高いかどうかを5段階で評価します。
- 「Likely AI-generated」(AIが書いた可能性が高い)
- 「Possibly AI-generated」(AIが書いた可能性がある)
- 「Unclear if it is AI written」(不明)
- 「Unlikely to be AI-generated」(AIが書いた可能性は低い)
- 「Very unlikely to be AI-generated」(AIが書いた可能性は極めて低い)
同社の記事によると、4回に1回の確率(26%)で「AIによって書かれた可能性が高い」と正しく識別したが、10回に1回は人間が書いた文章を「コンピュータが書いたもの」と誤った解答をしたことが発表されています。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
※石角友愛の著書一覧
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