今週から新コンテンツ「Moonshotアドバイス」がスタートします。私から読者の皆さんへ、参考になるであろう「キャリアアドバイス」「書籍紹介」「スタートアップ情報」「心理学」の4つの情報を週ごとにキュレーションして紹介していきます。今回は、キャリア形成に活きるMoonshotアドバイスを紹介します。
日本ではGAFAの著者として知られているニューヨーク大学スターンビジネススクール教授のスコット・ギャロウェイ氏の著書「The Algebra of Happiness」のなかで書かれているキャリアアドバイスについて紹介します。
本書では、好きなことを見つける代わりとなる重要なキャリアアドバイスをされています。それは、以下の3つが重なるスイートスポットを見つけることです。
例えば、生まれた時から税理士になりたいと情熱を持つ人は多くはいないと思います。しかし、税理士として結果を出し周りから評価され、収入を得て自主性のある環境に身を置くことで、初めて税務に関して情熱を持つ税理士が生まれる、と本書では述べられています。
要は、「仕事に対する情熱は、”後天的に生まれるものだ” ということです。現在社会人の方は、学生の頃「将来はどんな仕事をしたい?」と聞かれて答えに迷った方も多くいると思います。その答えを探すために、自分が得意な(得意かもしれない)分野をある程度しぼり、キャリアキャピタルを構築するための時間と努力を惜しまないことが大事です。
現在キャリアに迷われている方は、ぜひこのようなアプローチで一度キャリアを見直してみると新しい道が開けるかもしれません。
アメリカのボストンに拠点を構える「Salient」は、海洋データや地表データを機械学習と気候の専門知識と組み合わせて、2週間から最大52週間先までの世界で最も正確な天気予報を提供するサービスを提供しています。
Salient社の発表しているデータですが、精度は競合と比較しても2倍以上となっており、その背景には40億もの機械学習による予測因子があるといいます。
先日、シードラウンドで530万ドル(約6億9300万円)の調達を実施したことでも話題になりました。天気予報は、我々も需要予測などで使うことを検討しますが、通常は10日程度先までしか当たらないため、大事な変数ではなかったのですが、このような技術が出現してくると、AIモデルの活用という意味でも可能性が広がっていきそうですね。
参照:
公式HP:https://www.salientpredictions.com/
https://www.axios.com/2022/06/02/salient-predictions-ambitious-weather-firm-new-funding